CMP評価ウェハとは
CMP評価ウェハは、CMP(化学機械研磨)工程で用いるスラリーや研磨装置、研磨条件を評価するためのテストウェハです。研磨後の平坦性や、パターンによる仕上がりの違いを確認します。
ライン幅・スペース・パターン密度の違いによるディッシング(配線のくぼみ)やエロージョン(配線密集部の削れ込み)を比較し、研磨レートや膜の選択比などの評価に使用します。
フィルテックでは、Cu(銅)配線とSTI(素子分離)のCMP評価に用いるパターンウェハをご提供しています。
掲載寸法は標準マスクの設計値です。ウエハ径や膜構成・膜厚は、評価条件に合わせてご相談いただけます。
CMP評価ウェハのご相談
お問い合わせCMP-4|Cu CMP評価用標準マスク
CMP-4は、ライン幅やスペースを変えた配線パターンを使い、Cu CMP後の段差の違いを評価するための標準マスクです。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| マスクレイアウト | 20.8mm × 20.8mm |
| 最小ライン幅 | 80nm(0.08µm) |

パターン寸法
| ライン幅(µm) | スペース(µm) |
|---|---|
| 0.08 | 0.08、 |
| 0.09 | 0.09、 |
| 0.13 | 0.13、 |
| 0.18 | 0.18、 |
| 0.25 | 0.25、 |
| 0.5 | 0.5、 |
| 1 | 1、 |
| 2.5、 | ライン幅と同じ(1:1) |
表以外にも中間の寸法があり、ダミーパターンの有無や配線長を変えた領域、周囲の配線との間隔を広くした孤立配線も配置しています。
積層構造例
Cu CMP評価用ウエハの構造例です。膜種・膜厚は、ご希望の構造に合わせてご相談いただけます。
0.6 µm
60 nm
各10 nm
200~300 nm
PT004|STI CMP評価用標準マスク
PT004は、STIの埋め込み酸化膜CMP評価用の標準マスクです。パターンの形状・幅・スペース・密度を変えた領域で、CMP後の段差の違いを比較できます。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ショットサイズ | 20mm × 20mm |
| 最小寸法 | 0.18µm |

パターン例
チェッカー、スクエア、メッシュ、ライン&スペースの平面模式図です。青い部分がパターンを表します。




幅・スペース・密度の代表例
| パターン | 幅/スペース[µm](密度) |
|---|---|
| チェッカー | 1/1、 |
| スクエア | 0.5/0.62(20%)、 |
| メッシュ | 0.2/1.8(19%)、 |
| ライン&スペース | 密度50%0.18/0.18、 |
| その他の密度5/45(10%)、 |
表以外にも幅・スペースの組み合わせがあります。ライン&スペースの密度は10~90%(10%刻み)で、表にない密度条件も含みます。
加工例|Siエッチング後の断面SEM
酸化膜を埋め込む前の、Siエッチング後の断面SEMです。図中の寸法は撮影箇所の実測例です。


754/854|Cu CMP評価用標準マスク
754と854は、Cu CMP評価に用いる標準マスクです。ライン幅やスペース、パターン密度による研磨結果の違いを確認できます。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| マスク | 754/854 |
| トレンチ幅 | 0.18~100 µm |

Cuめっき後の加工例
下の写真は、Cuめっき後の754パターンウエハ全体の例です。CMP後の断面ではなく、Cu系評価ウエハの加工例として掲載します。

絶縁膜の材料・膜厚、Cuめっき膜厚など、希望する加工構造をお知らせください。