用語集Technical Words

ダイオード

整流作用を持つ電子素子のことでパワーデバイスに該当する。
ダイオードとして古くは熱電子を利用した真空管が使われていたが、現在はp型とn型の半導体を接合させた半導体ダイオード素子が使われている。
半導体ダイオード素子ではp型をプラス、n型をマイナスにバイアスしたときを順方向、その逆を逆方向といい、
順方向ではp型に接続する端子からn型の端子に向かって多数キャリアによる電流が流れ(抵抗が小さい)、逆方向では暗電流がわずかに流れるだけで高抵抗となる。
この整流作用を持つ半導体ダイオード素子とコンデンサーとを組み合わせて交流電流から直流電流に変換する整流回路が作られている。